漆絵とは

 

漆絵とは漆を塗った板に2つの伝統工芸技法を用いて製作する絵



沈金(ちんきん)は、漆器の装飾技法の一つである。
漆面に対して刃物で文様を彫り、この痕に金箔、金粉を押し込む。かつては中国タイインドなどでも行われたが、現代では日本で最も盛んに行われており、特に輪島塗でよく使われる技法である。箔や、金粉の代わりに顔料を埋め込む場合も有る。また、彫ったままで、何も埋め込まない場合は沈金とは言わずに「素彫り」と言う。


蒔絵(まきえ)は、漆工芸技法の一つである。
漆器の表面にで絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちになどの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法である。金銀の薄板を定着させる「平文(ひょうもん)または、平脱(へいだつ)」や漆器表面に溝を彫って金銀箔を埋め込む「沈金(ちんきん)」、夜光貝、アワビ貝などを文様の形に切り透かしたものを貼ったり埋め込んだりする「螺鈿(らでん)」などとともに、漆器の代表的加飾技法の一つである。

これらの2つの技法も用いて彫りこんだ部分、また描いてもりあげた部分を使いより立体的に見える様に製作いたしております。


『金龍の漆絵』作成日数一ヶ月    


特殊パネルについて

漆絵の原画は一点物で制作時間もかなりかかるため、非常に高価な物になります。特殊パネルはその漆絵を元に特殊印刷を施し、できるだけ漆絵に近づけた物になります。大量生産可能な為、極力価格を抑え一人でも多くの人に見ていただこうと思い作成しました。もちろん本物の漆絵のようにライトの加減で色が違って見えたりすることはありませんが、普通に飾れば漆絵に見間違える位です。
(特殊パネル例)
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